神の愛に生きる｜湖畔の風｜日本基督教団箕面教会

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湖畔の風

箕面教会は、箕面の滝から流れる川のほとりに建てられています。その美しい河岸からの風の声をお聴きください。

箕面教会牧師　西山禎

Vol.17：神の愛に生きる

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。

（ヨハネによる福音書13章34節～35節）

イエスは弟子たちにこう言われた。互いに愛し合いなさい。これが、わたしがあなたがたに伝える新しい掟である。ギリシア語で愛と訳される言葉は3種類ある。エロース、(自己を充実させる愛)、フィーリア（隣人愛、友愛の意）そして神の愛と訳されるアガペー。神の愛とは徹底的に、惜しみなく愛する、ということである。イエスが十字架の死をもいとわれなかったのは、神への服従を貫いたからだった。自らをいけにえとして献げたイエスに神は復活という形で報いられた。イエスは救い主としての栄光を受けられた。しかし、イエスはその栄光を御自身のみのものとはなさらず、信じる者全てに与えられた。神の栄光とは言うまでも無く神の愛、アガペーと等しきものである。

イエスの名を慕い求める者には神からの祝福が惜しみなく与えられる。疲れた心身をいやされ、背筋はまっすぐにされ、命燃やされ、生かされる。悲しみや恐れは消え失せる。あらゆる命の源である神の言葉を受け入れる者の内には、神の愛、アガペーが満ち溢れる。愛する者たちの重荷を担い、常に共に歩んで下さる方に触れた喜びは計り知れない。こうして「私の弟子であることを皆が知るようになる」というイエスの言葉が実現する。

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