日本の諸教会の中には、9月の第一主日を「振起日礼拝」または「振起日総員礼拝」として特別な礼拝の1つに数えている教会が あります。もともとはアメリカの教会学校運動(CS運動)の中から始まったと言われています。

19世紀、アメリカの教会、主に教会学校において‘Rally Day' が定められました。それは、夏休みの間、各地に散っていた子どもたち (アメリカでは夏休みは様々なキャンプで遠くに長期滞在するらしい)が戻ってきて、もう一度、こころ新たに教会で歩み始めることを願って始まった行事と言われています。“さあ、みんな集まれ!、やるぞ~”という感じです。

Rally = 再び集まる、再結集、回復。‘Rally Day'が日本語では「振起日」と訳されました。Rally(再結集)して心機一転、こころ新たに出発していこうという日の意味です。「心機」日や「新規」日でなく、「振起」日です。しかしながら、「振起日」を迎えたからと言っても、信仰を自分で奮い起こすことはなかなかできません。できないからやめるのではなく、神さまからの励ましをもう一度受けたいと願う日、として「振起日」を位置づけるのも良いことです。そうする中で、みんなが集まって殿堂の秋、実りの秋へと向かう、そのような9月を迎えましょう。